ViEW2009では,セッションに関わる分野で活躍されている方々による下記4件の基調講演を企画しております.
基調講演 1
12月3日: 9:20 ~ 9:50
ハイブリッドセッションA:人の様子を捉えるビジョン技術
「人と人とのコミュニケーションを理解する
~マルチモーダル情報処理による会話シーン分析~」
講師:大塚和弘(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
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概要:近年,人と人との会話シーンを自動的に認識・理解するための研究に注目が集まっている.人のコミュニケーションでは,言語以外にも,顔表情や視線,ジェスチャなど非言語行動により表出されるメッセージが重要な役割を担っている.著者らは現在,画像と音声を通して非言語行動を観測・認識し,複数人物による会話の状況を自動分析する技術の研究開発を進めている.本講演ではその概要,及び,顔姿勢追跡など最新の要素技術を紹介する.
基調講演 2
12月3日: 11:05 ~ 11:35
ハイブリッドセッションB:実用化が進む車載カメラの新展開
「車載用ステレオカメラの実用化」
講師:実吉敬二(東工大)
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概要:ステレオカメラは視野の広さ,複数物体同時検出,空間分解能の高さなど,車載用道路環境認識装置としてふさわしい特性をもっている.この車載ステレオカメラを世界で初めて実用化した経緯,実際に信頼性高く道路環境を認識させるために工夫した点などを,開発当時のビデオなどもお見せしながら紹介する.
基調講演 3
12月4日: 9:00 ~ 10:30
ハイブリッドセッションE:日本が生き残るための外観検査技術
「中国における液晶パネル・太陽電池パネルの産業と技術の動向」
講師:北原洋明(テック・アンド・ビズ)
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概要:中国における液晶パネル・太陽電池パネルの産業と技術の動向を紹介すると共に,画像処理に関するトピックスについても触れる.
基調講演 4
12月4日: 14:15 ~ 14:45
ハイブリッドセッションG:農水産業のマシンビジョンエイド /マシンビジョンの農水産業エイド
「農林水産分野のマシンビジョンを展望する」
講師:近藤直(京大)
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概要:近年のマシンビジョンの普及はめざましく,農林水産業においても農産物,食品の検査において種々のカメラが実際に利用されている.今後,ロボットの視覚センサ,農地や農業施設内の監視・モニタリングカメラとしても,利用が期待されている.本講演では,マシンビジョンの農業,林業,畜産,水産分野などへの展開を眺望する.
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