特別講演1(3月5日 午後)
松山隆司先生(京都大学) 題目:「3次元ビデオからアクア・ビジョンへ〜実世界対象の3次元形状・運動の計測と可視化〜」 |
1974年京都大学卒業,1976年京都大学大学院修士課程修了. 1976年京都大学工学部助手,米国メリーランド大学客員研究員,東北大学助教 授,岡山大学教授を経て,1995年京都大学教授. 同大学術情報メディアセンター長,京都大学評議員,情報環境機構長.副理事を 歴任.工学博士. 文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門),情報処理学会創立20周年記念論文 賞,人工知能学会論文賞, 情報処理学会論文賞,電子情報通信学会論文賞,SSII優秀論文賞など受賞多数. International Association for Pattern Recognitionフェロー.
■ 講演概要
我々の研究室では,この10年余りの間,人間を取り巻くように配置したカメラ群によって撮影した多視点ビデオから, 人間の完全な3次元形状および,身体や衣服の複雑な動きを復元し, 様々な編集を行った後に自由視点映像として可視化する技術体系として「3次元ビデオ」を開発して来た. 最近は,この技術を水中生物の3次元形状・運動計測が可能となるように拡張し, 医学,生物学,水産業など広範な分野での実用化を目指して 「アクア・ビジョン」の研究を推進している. 本講演では,3次元ビデオの技術体系を概観し,アクア・ビジョンにおける最新の研究成果を紹介する.
■ 司会
浮田浩行(徳島大)