ViEW2010 ビジョン技術の実利用ワークショップ
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各セッションの概要

ViEW2010では3つのオーガナイズドセッションと3つの一般セッションで構成されております.

オーガナイズドセッション1
セッションA:人を観る、人が見る、人を拡張するビジョン技術

12月9日: 9:20 〜 10:50
オーガナイザ:小林貴訓(埼玉大)、藤吉弘亘(中部大)

セッションの見どころ:
 環境に設置されたカメラを用いて人を観るビジョン技術は、セキュリティやマーケティングなど多くの産業応用が検討されてきました。 しかし、環境に固定されたカメラから人の様子を捉えるには限界もあります。 最近では、人の頭部に設置したカメラと、視線情報を利用して人が何をしようとしているのかを知るための一人称視点によるビジョン(人が観る)技術の取組みも始まっております。 そこで、今回のViEWでは、人を観る、人が見る、人を拡張するビジョン技術と題して、多くの最新の研究成果をご発表頂きます。

 基調講演では、日常生活における人が見る技術について、ライフログへの応用をはじめとする最新の研究成果をご講演頂きます。 オーラルセッションでは、人の目を引き付ける視覚的顕著性を画像検索に応用する手法や、分散配置された人を検知する機構を内蔵したカメラネットワークにより、広範囲で人の行動を把握する技術についてご発表頂きます。 ハイブリットセッションでは、人の動きから活動量を推定し、空調制御に応用する手法や、人の注目点を計測するための校正技術、人物動線に基づいた避難シミュレーション、三次元身体形状推定など、先進的、独創的な内容をご報告頂くこととなっており、いずれも、人を観る、人が見る、人を拡張するビジョン技術として、大変注目される内容となっております。

 

オーガナイズドセッション2
セッションB:欠陥および外観検査システム

12月9日: 11:05 〜 12:35
オーガナイザ:広瀬修(住友化学)、中川泰夫(日立)

セッションの見どころ:
 欠陥検査、外観検査はマシンビジョンが最初に実用化された分野です。 そして今なお新たな取り組みが推進されている分野でもあります。

 基調講演では、全く新しい技術が求められる細胞内画像処理についてご講演頂きます。 またこの細胞内画像処理は今年の外観検査アルゴリズムコンテストのテーマでもあります。

 オーラルでは、二つの新たな取り組みを紹介します。 一つは異方性導電膜接合部の検査技術と自動検査装置の開発、もう一つは外観検査装置の出力欠陥を実欠陥と虚報に弁別する技術です。 また、このセッションの後、午後のインタラクティブセッションI1-(1)では9件の外観検査とその関連技術を紹介致します。

 

オーガナイズドセッション3
セッションE:自動車を進化させる車載カメラ画像やセンサ情報の認識技術

12月9日: 9:00 〜 10:10
オーガナイザ:下村倫子(日産自動車)、村瀬洋(名大)

セッションの見どころ:
 自動車の進化に向けて、車載カメラ画像やセンサー情報を用いた認識技術の研究が活発に行われている。 このような背景から、ViEW2010では、画像に留まらず新しいセンサの信号処理という観点も加え幅広い分野からの発表を集めました。 基調講演では、多量データの高速処理可能とした画像処理装置の最新技術として、マルチコアプロセッサ搭載の画像処理装置についてご紹介いただき、オーラルセッションではレーダを活用した外界認識についてご発表いただきます。 また、ハイブリッドセッションでは、運転支援に活用するための車内、車外の認識やLEDを活用した3次元計測などユニークな試みもご紹介いただきます。

 

セッションC:センシングアルゴリズムの実利用化

12月9日: 15:00 〜 16:00

セッションの見どころ:
 画像センシングにおいて要求される性能はますます高くなってきており、それに伴ってアルゴリズムも高度化しています。 また、実時間性の要求などから、ハードウェアによるブレイクスルーの実現が図られてきています。 そこで、本セッションでは、センシングアルゴリズムの実利用化に向けた取り組みとして、
 (1) 搬送されるウェブ状披検査体をエリアカメラで連続画像として撮影し、1枚の画像に統合することで、異なる観測条件を一度にカバーする技術
 (2) 入射光量と参照信号の時間相関が画素毎に取得できる時間相関イメージセンサを用いて、複屈折の時間変化と空間分布を検出する技術
 (3) オートホワイトバランスにおけるカラーフェリアを低減するため、輝度と色の間の相関を利用して、光源色と物体色を区別する技術
についてご紹介いただき、本分野の現状と将来を展望します。

 

セッションF:多様な画像応用と実利用化手法

12月10日: 10:25〜12:05

セッションの見どころ:
 ビジョン技術の実利用では、個々の課題の制約を見抜き、その制約に適した方法を見つける努力が、従来よりも簡便で高精度な処理の実現に繋がっています。 そのような例として、合計8件の講演で本セッションを構成しました。

 オーラルでは、カメラのキャリブレーションを容易にする方法、Webサイトを訪れる一般の利用者を想定した画像検索、数少ない撮影で形状を取得するための位相シフト法、細胞観察に適した特徴量の提案と、幅広い4件の事例を集めました。 各課題の制約をどのように仮定し、その制約をどのように利用しているかを中心に講演を聴いていただきたいと思います。

 ハイブリッドオーラルでは、近年のViEWで毎年議論されている人体や手の検出、ステレオ計測、回転不変な画像照合の4件を集めましたので、インタラクティブセッションの場で活発な議論を期待します。

 

セッションG:実利用に向けた画像計測

12月10日: 10:25〜12:05

セッションの見どころ:
 画像処理技術は、人間の視覚を代替する物体認識等の技術のほかに、パターン投影や光波干渉などを利用した、高精度の計測にも利用されています。 画像を用いた計測の利点として、2次元の分布が一度に計測できることや、光の波の性質を利用した、ナノメートルオーダーの微小計測の実現などが挙げられます。 本セッションでは、画像計測の最新技術の例として、
 「入射光に対して相関検出やロックイン検出を2次元並列に行うイメージセンサとその応用例」
 「自動車用ガラスにカラーパターンを投影し、表面形状を計測する手法」
 「3つの波長の光を用いて干渉計測を行い、FPDカラーフィルタの膜厚を自動測定する装置」
をご紹介いただき、画像処理技術の新たな可能性を別の視点から探ります。

 

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