12/5(木) 13:25-15:00 | ||
コーディネータ:野村安國(東京ウェルズ)
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IS1-C1 | グリッドアクティブステレオによる三次元画像計測を用いた心拍と呼吸の分離抽出と可視化 | |
○青木広宙(千歳科学技術大),古川亮(広島市大), 佐川立昌(産総研),川崎洋(鹿児島大), 鈴木敦,志賀剛(東京女子医科大) | ||
概要:心臓の機械現象を目で評価する新しい非接触心拍計測システムを開発するために,三次
元形状復元に基づく心拍計測方法を提案した.プロトタイプシステムを用いた検証実験を行い,提
案手法の妥当性を示した.実験においては,心電図計との同時計測を行い,両者の波形にはピ
ークが出現する間隔に高い同一性があることが確認された.また,復元された胸壁部の三次元形
状の上にフレーム間深度変化の空間分布を重ねて表現することで心臓拍動の可視化を行った.
<キーワード>三次元復元,アクティブステレオ,非接触生体信号計測,可視化 | ||
心拍の可視化 | ||
IS1-C2 | ER における医療者動線の分類と解析の検討 | |
○高橋勇佑(筑波大),依田育士(産総研),内田康太郎,行岡哲男(東京医科大) | ||
概要:救命救急センター初療室(ER)の実環境において,医療者動線の分類と解析を行う手法について検討を行った.ER内の1台の処置台を取り囲むようにステレオカメラを設置し,そこから得られた距離画像から抽出された医療者動線の静動の分離を行った.その上で,その移動時動線を自動分類した.自動分類を実験的に繰り返した結果,25程度のクラス数での分類が,医療者らの動きの分類としては相応しいとことが示唆された.また,分類結果を利用し特定の医行為時の動線群の比較を行った.
<キーワード>医療者動線,動線の自動分類,動線解析 | ||
ERに設置された撮影システム | ||
IS1-C3 | コンピュータとWebカメラを用いた骨盤位置キープサポートシステムの検討 | |
○守屋優,戸田健,鶴岡浩平(日大),鄭一(鄭一診療室) | ||
概要:近年,コンピュータを用いたデスクワークを長時間行うことにより,姿勢が崩れることが問題
となっている.姿勢の崩れは様々な肉体的・精神的問題を引き起こす.逆に正しい姿勢を維持す
るためには,腸腰筋を常に働かせる必要があるため適度な運動になる.従って正しい姿勢をキー
プすることは,様々な問題を防ぐだけでなく,適度な運動になるため一石二鳥である.本研究では,
デスクワーク中の骨盤の位置を正しくキープさせるためのシステムを検討する.
<キーワード>デスクワーク,姿勢,骨盤 | ||
システムフローチャート | ||
IS1-C4 | Webカメラを用いたVDT利用者瞬き促進システムにおけるポップアップ表示方法の検討 | |
○北條雄斗,鶴岡浩平,戸田健(日大),鄭一(Tei Hajime Clinic) | ||
概要:近年PC利用時において,瞬きの頻度の減少に伴い,ドライアイが問題となっている.我々はPC利用時にWebカメラを用いてユーザの瞬きを検出し,ポップアップによって瞬きを促すシステムを提案してきた.しかしながら提案システムの実験の結果,瞬きが促されないことがあった.本研究では,利用者の瞬き頻度に応じて警告ポップアップウィンドウのサイズを変更することを提案する。実験を通して,所定の瞬き回数をクリアできるポップアップ提示サイズの検討を行う.
<キーワード>ドライアイ,瞬き促進,ポップアップ | ||
3段階拡大における警告ポップアップ 表示方法のフローチャート | ||
IS1-C5 | VDT内蔵カメラを用いたVDTユーザーとディスプレイ間距離の測定とその応用 | |
○中井優斗,鶴岡浩平,戸田健(日大) | ||
概要:近年,パソコン利用時において,瞬きの頻度減少に伴い,目が乾燥することでVDT症候群,特にドライアイとなる事が問題となっている.本研究では,カメラで取得した画像から顔を認識し,画像処理によって肌色に近い部分を抽出する.抽出した肌色領域の面積の大きさから,利用者と使用中の端末の距離を計測し,距離が近かった場合に使用者に対して警告を提示する.
<キーワード>Webカメラ,ディスプレイ間距離,VDT症候群 | ||
提案システムの機能構成 | ||
IS1-C6 | 能動ステレオ法に基づく三次元内視鏡システムの校正手法 | |
○古川亮(広島市大),青木広宙(千歳科技大), 西谷維心,青山正人, 日浦 慎作(広島市大), 小南 陽子,松尾泰治,吉田成人,田中信治(広島大), 佐川立昌(産総研),川崎洋(鹿児島大) | ||
概要:内視鏡による消化器官の検査は,医療現場で欠かせないものとなっている.内視鏡による撮影対象の三次元形状計測が実現できれば,医療診断などへの応用に大きな意味がある.本論文では能動ステレオを用いた三次元内視鏡を提案する.レーザ光源からの光が光ファイバで伝達され,パターンマスクによってパターン光が投影される.これを内視鏡カメラで撮影することで,ステレオ法による三次元復元が行われる.また,カメラ及び投光器の内部及び外部パラメータは,球面状の校正儀にパターンを投影し,撮影結果とシミュレーションを一致させることで推定する.
<キーワード>3次元内視鏡,3次元計測,能動ステレオ法,校正 | ||
システムの構成 |