SS 新たなセンサと画像認識の融合

  • 12/6(金) 15:00-16:35
    オーガナイザ・座長:山下隆義(オムロン)・斎藤英雄(慶大)
     
    SS-O1 画像センサと応用事例の紹介
    ○杉浦司
    概要:近年安価で高性能な画像センサが発売されています.これらの画像センサは人物の領域 や姿勢,手・手指の位置,特定の動きや姿勢の認識など様々な情報を手軽に取得できることで注 目されています.画像センサを用いたユーザインタフェースの「デバイスに触らずに操作できる」 「自然な動作を取り入れ直感的に操作できる」といった特徴を活かして,手術室で執刀医が衛生か つ自由に画像資料を閲覧操作するためのデバイスとして応用されています.
    <キーワード>Kinect,Leap Motion,NUI


    手術室での活用例(ニチイ学館 Opect)

    SS-O2 慣性センサを用いたウェアラブルモーションキャプチャの開発と画像センサの活用
    ○吉永崇,有田大作(九州先端科学技術研究所)
    概要:身体運動の計測で多用されている光学式モーションキャプチャシステムは正確な位置計測が可能であるが,計測対象の隠れに弱く広範囲の計測も困難であった.そこで本研究では加速度や角速度を計測可能な慣性センサの装着のみで運動の計測を行えるカメラ不要なシステムを開発した.さらに,計測開始時にのみ光学式システムで身体骨格を取得することで,慣性センサの装着向きや腕や脚の長さなど,本システムの利用に必要な情報の入力の自動化も試みた.
    <キーワード>モーションキャプチャ,慣性センサ,可視化


    本手法の結果

    SS-O3 ウェアラブルデバイスを活用した作業支援システム
    ○島田幸廣(ゴビ)
    概要:定期券や電子マネーなど,近年は身近になったRFID(Radio Frequency IDentification)であるが,バーコードに代わるものとして期待された物流や製造の現場においてはあまり普及が進んでいない.バーコードよりコストが高いことが要因として挙げられるが,RFIDの特長を活かしきれていないことも大きな要因である.本稿では,機器のウェアラブル化による効果的な活用方法,そしてAR(Augumented Reality)技術を組み合わせてさらに高度化する可能性について紹介する.
    <キーワード>ウェアラブル,RFID,AR, 自動認識




    SS-O4 屋内行動センシングシステムの産業応用
    ○蔵田武志,福原知宏,天目隆平,牧田孝嗣,興梠正克,
    大隈隆史,大西正輝(産総研)
    概要:屋内行動センシング技術や屋内モデリング技術をコアとした拡張サービス・プロセス・リエン ジニアリング(ASPR)に関する技術群,及び日本食レストランでのCSQCC(コンピュータ支援型の QC 活動)に関する実証事例について紹介する.
    <キーワード>行動計測,拡張サービス・プロセス・リエンジニアリング,サービス工学


    屋内行動センシング技術を核としたASPR 技術群とその適用範囲