12/6(金) 13:25-15:00 | ||
コーディネータ:中川康紀(LG Electronics Japan Lab)
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IS2-C1 | フィードバック機能を備えた指文字学習支援システムの開発 | |
○高林大輔(筑波大),田中陽土,岡崎彰夫, 加藤伸子(筑波技術大),福井和広(筑波大) | ||
概要:本稿では距離動画像を用いた高精度手形状識別法ならびにそれを要素技術として実現した指文字学習支援システムについて述べる.距離動画像の有する形状データ分布に対しカーネル直交相互部分空間法を適用することで,類似形状を有する41種の指文字を高精度に識別することに成功した.さらに手形状の微妙な差異を識別し,それを誤り情報として効率よくフィードバックする機能を試作し,その有効性を確認した.
<キーワード>指文字,距離動画像,手形状識別,フィードバック | ||
複雑距離画像の分布を考慮した識別 | ||
IS2-C2 | 眼前ハンドジェスチャインターフェースのための手検出システム | |
○岡田浩臣,星野孝総(高知工科大) | ||
概要:ウェアラブルコンピュータであると眼前でのハンドジェスチャを組み合わせたの研
究が行われている.しかし,現状の手法では手の検出精度の問題に加え,処理速度も問題になっ
ており,リアルタイム性を重視したにおいて現状の手法をそのまま適応することはできない.よっ
て本研究では眼前での手検出において比較的ロバストかつ高速な手法を実装し,各種効果を検
証した.
<キーワード>HMD,Graph Cut,GMM | ||
操作状態(左)と手検出(右)画像 | ||
IS2-C3 | 3次元輪郭による指先の位置・姿勢検出 | |
○橘勇希,青木公也(中京大) | ||
概要:本研究では,距離センサを用いて,得られる3次元輪郭によって,手指の姿勢推定を行うことを目的とする.手指部の3次元輪郭においては,指先や指の股を構成する区間は他の区間と比べて曲率が大きいと考えられる.そこで,曲率を特徴として指先と指の股の検出を行った.また,3次元の輪郭を利用しているため,指の腹部分の方向推定が可能である.さらに,レンジセンサの利用により,指先と手の平が2次元画像上で重なっていても検出が可能である.実験より,提案手法の有効性を確認した.
<キーワード>距離センサ,指先の姿勢検出,3次元輪郭 | ||
指先と指の股の位置・姿勢を検出 | ||
IS2-C4 | 高速・高精度な手指検出アルゴリズムの提案 | |
○中村侑市,望月優介,青木公也(中京大) | ||
近年,カメラ画像からの手指検出を用いたユーザインタフェースが数多く提案されているが,処
理速度,検出精度,処理のメンテナンスなどの面において課題があるものが多い.本研究では,手
指検出においてよく使用されるが処理速度のボトルネックとなりがちなラベリングと,安定して動作
する指先検出の新たな手法を提案する.従来手法との比較評価実験の結果,ラベリングの処理速
度と指先検出の検出精度の向上を確認した.
<キーワード>手指検出,ラベリング,指先検出 | ||
指先検出処理概要 | ||
IS2-C5 | 指静脈を用いた個人認証における静脈強調手法の検討 | |
○原田雄平,加藤嗣,田口亮(名工大),保黒政大(中部大), 梅崎太造(名工大) | ||
概要:近年では個人認証の用途が銀行やオフィスなどから携帯電話などの小型な機器にも広がり,装置の小型化のニーズが高い.しかし,小型で安価なカメラを使用した静脈認証ではカメラの性能が低下し,静脈が鮮明に撮影されないという問題が発生する.そこで,本稿では低性能なカメラにより撮影された画像でも静脈を鮮明に強調できるような手法を提案し,認証率の向上を図る.
<キーワード>バイオメトリクス認証,指静脈認証,部分強調 | ||
静脈強調手法の比較 |