- SS 大規模環境3次元レーザ計測データ処理
SS-O1
形状・コンテクスト特徴を用いた市街地レーザ計測点群からの柱状物体自動認識 |
○伊達宏昭,横山博貴,金井理(北大),武田浩志(国際航業)
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本研究では,3次元レーザ計測技術を用いた設備管理を目的とした,市街地レーザ計測点群からの柱状物体抽出法と,電柱・街灯・標識への柱状物体分類法を提案する.柱状物体抽出は,点群のスムージングと主成分分析による点分類に基づいている.柱状物体分類は,柱状物体の高さやパーツ情報に基づく形状特徴量と,周辺柱状物の分布状態に基づくコンテクスト特徴量の評価により行う.幾つかの計測点群への適用を通して提案法の性能を定量的に示す.
<キーワード>レーザ計測点群,柱状物体認識,形状・コンテクスト特徴 |
提案する柱状物体認識法の概要 |
SS-O2
点群と画像を用いたプラント設備の3Dモデリング |
増田宏,○松岡諒(東大)
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本研究では,レーザスキャナで取得された高密度の点群を用いた,プラント設備の3D モ
デリングについて述べる.近年のレーザスキャナは高解像度であるため,レーザ反射強度を用い
てデジタル画像が生成できる.そこで,画像と点群を組み合わせる.我々の方法では,曲面要素
が点群データから自動抽出され,ユーザは画像上で曲面の編集を行うことでモデリングを行う.曲
面抽出では,点群を再起的に分割することで計算効率を向上させる.
<キーワード>レーザスキャナ,形状モデリング,点群処理 |
点群から自動抽出された円柱と平面 |
SS-O3
大規模環境のアクセシビリティ評価のための計測点群内における人間行動シミュレーション |
○丸山翼,金井理,伊達宏昭(北大)
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人間行動シミュレーションのための大規模環境モデルの構築は現在人手で行われており,そのコスト,品質,正確さに問題がある.本研究では,実環境の3次元レーザ計測点群を用いた,人間行動シミュレーションのための,現状を正確に反映した低コストな大規模環境モデルの自動構築技術の開発を目的とする.本報では,レーザ計測点群から環境モデルを自動構築し,そのモデル内で人間の基本歩行シミュレーションを実現した.
<キーワード>レーザ計測,点群処理,経路抽出,人間行動シミュレーション |
開発する実環境のアクセシビリティ評価手法 |
SS-O4
高密度点群処理と反射強度オルソの利用について |
池田辰也,織田和夫,○本間亮平(アジア航測)
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近年高密度化が進むMLSデータの表現方法として反射強度オルソ画像を紹介する.反射強度はレーザ点群計測時に距離とともに同時に得られるので,日照条件に影響されにくく,カメラ画像から割り付ける色情報に比べ対象の反射率情報を正確に反映している.点群が高密度化(数cmレベル)することより,単純に反射強度を画像化することによっても路面等の情報を正確に読み取ることができる.本論文では反射強度オルソの生成方法,色情報と反射強度情報の比較を行うとともに,近年の高密度MLSセンサで取得した反射強度オルソによる道路図化の可能性について述べる.
<キーワード>高密度点群,反射強度,オルソフォト |
反射強度オルソ |